2012? Miyamura 3.0 [UNTRANSLATED]

Obtained from pastebin.com (5/4/13)

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宮村優子 (式波・アスカ・ラングレー役)
「歩き出したのね、とうとう」みたいな感じです。

——まず台本をご覧になって、率直な第一印象をお願いします。

宮村  最初の1回読んだだけでは、全然イメージが掴めなかったです。ただ新作っていうことは、しみじみと感じました。なんていうか……。歩き出したのね、とうとう。この日が来ちゃったのね。みたいな感じです。役はすべての時間を過ごしてきて、『Q』のことをわかってるだろうけど、演じる側は、台本もらった時点では、『Q』を初めて映画館で見るお客さんと同じで、なにがおきたのかどうしてこうなってるのか、まったくわからないままですよ。何度読んでもイメージがはっきりつかめないままで。わからないけど、とにかくアフレコ現場に行ってみたら、なんかわかるだろうと。エヴァっていままでもずーーっと、そうだったから、とくに気持ちのなかはあわてず、さわがずって感じでした。エヴァのおかげで、何があっても動じない精神力を身につけたというか、慣らされた、みたいですね(笑)。でもなんか、肌ではざわざわとしたもの感じてました。んーーー、虫の知らせっていうか……。異物を飲み込む前のような嫌な感じ?っていうか。でもどんな末来でも受け人れなきゃいけないっていうのはもう覚悟してたし。腹は決まってました。

——アスカについては、どんなことを感じられましたか?

宮村  生死不明だったから、そこを心配してくれる『破』を見たお客さんが多かったんですけども。とにもかくにもまあまずは生きてて、で、戦ってると。だけども生きてるには生きてるけど、完全に『破』のアスカとも今までのどのアスカとも、まったく違う新しいアスカですね。ま、つまりやっぱり、歩き出したんだな、ていう思いですね。「あんたバカァ?」はもう卒業じゃないですかね?寂しいけど、アスカの幸せを信じて、ちゃんとこの1歩を歩きだすからねって。そういうふうにキャラに語りかけてあげてはいないけど、まあそういう気持ちです。

——アスカの演技については、どんなことを留意されましたか?

宮村  演技については、監督やスタッフの皆さんと話しあって、進めていきました。話しあうといっても、私の方は「なぜ?こうなってるんですか?」という質問ばかり……。で、「こうだよあーだよ」と、答えてもらうってことなんですけど。たとえば、ここで言っていいのかわかんないけど。精神的には14年経過、肉体的には14歳のままというギャップという「エヴァの呪縛」のことだって、ほんとに突き詰めたら、「なんで?なんで?」ばっかりになっちゃう。だから説明してもらったら、もうそれはそうなんだ、と。そうしていくうちに監督が、「アスカはもうプロの傭兵なんだ」って、おっしゃって。武将とも言ってたかな?アフレコはだいぶ前にやったんで、そのあたり詳しいやりとりは忘れちゃったけど、プロの傭兵で武将で眼帯ですよ。やっと今回のアスカのイメージが、自分でできはじめた瞬間でした。

——アフレコの実作業について、現場の雰囲気など感じられたことがあれば、お願いします。もし、印象に残ったことなどあれば。

宮村  一人のアフレコだったから寂しかったけど、今回は一人のアフレコの方が、役作りというかシチュエーションには合ってたかも。思い出深い出来事は……。猫です……。猫に悩まされました。あのアフレコ日から、猫が頭から離れません……。

——オーストラリアからのご参加ということも含め、宮村さんご自身の変化とエヴァという作品の変化の関連で、何か感じられることがあればお願いします。

宮村  オーストラリアに住んでもうそろそろ4年です。その間に下の子が生まれて、その子も1歳半になろうかというとこで、自分の人生の変化にあえて合わせて考えるなら、新しく歩きだした『新劇場版エヴァ』、私の1歳で歩き出した息子君への思いにちょっとだけ似てるかな?最初にも書いたように、ついについにアスカが、って寂しいような、楽しみなような、頼もしさとか、嬉しさとか混ざったような。息子も転んでも転んでも、自分で立ち上がってカッコ良かったですよ-。母は息子の幸せを信じて、後ろから見守ってあげるしかなく。なんて。かわいくってついつい手を差し伸べちゃうことも、いっぱいありますけどね!親ばか話ですみません。

——宮村さんにとって、次で完結予定の『新劇場版』という作品は、どういう存在になっていきそうでしょうか?アスカの行く末や物語への期待などありましたら、お願いします。

宮村  何回も言うように、「アスカの行末は幸せ」って信じてるから!エヴァ始まって以来、ずっとそれだけが願いだったから。アスカが幸せならどんな結末でもにゃ-!でもわん!でもま、とっくの昔に腹くくってるから何が来ても、かーちゃんはがんばるよ!……ってな感じで、大丈夫っす!(メール取材を再構成)
みやむら・ゆうこ 兵庫県出身。東京俳優生活協同組合所属。代表作は『VS騎土ラムネ&40炎』(パフェ役)、『南海奇皇』(島原海潮役)、『NieA_7』(ニアシメイ役)など。2009年よりオーストラリア在住。

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